氷魚の業務メモ

またの名を,氷魚の書き散らかし

2016年の読書記録

ただの棚卸しです(来週まで続く)

期間 : 2016年1月1日 ~ 2016年12月31日
読了数 : 45 冊
会議でスマートに見せる100の方法
サラ クーパー , Sarah Cooper / 早川書房 (2016-12-08)
読了日:2016年12月16日
く、くだらねぇと思いつつクスッと笑ってしまうネタから個人的にはそれやられたらちょっとひくわ…なネタまで。自分はあんまり意識高い系の人とは相容れない人間だろうな、というのを再認識したあたりで読了。
池田屋事件の研究 (講談社現代新書)
中村 武生 / 講談社 (2011-11-18)
読了日:2016年12月16日
某刀剣育成ゲームでやっと池田屋のステージに入ったものの、そう言えば池田屋事件のことさほど知らないわ、と思い、読んでみた。読む前はまさかこんなに分厚い本だと思ってなかったので、手にとって少し後悔した…。

概要だけを知りたいならば、最終章だけ読めば十分かと。 途中でとても丁寧に史料を引用しての説明が為されていて、これだけボリューミーになっているのはたぶんそのせい。今まで知られていた池田屋事件の概要とは、違う部分が結構あるんだよ、というのが主に長州側の視点からまとめられていた。

日本史研究、時代が近い方が記録とかたくさん残ってて研究しやすそう、と思っていたけれども、これを読む限りではそんなことはなさそうだ。むしろ、どれが信頼できる史料かを吟味する能力がより必要になって、難易度が上がっているような感じすらする。

あとがきを読んで、そうか、これは元々メールマガジン連載だったのか…と思ったが、しかしこの分量を50回足らずで連載してたということは、メールマガジン、さぞや大部なものだったんだろうなぁ…。
狂言サイボーグ (文春文庫)
野村 萬斎 / 文藝春秋 (2013-01-04)
読了日:2016年12月9日
野村萬斎」としての彼しか知らなかったので、目次を見てまず「あ、襲名前は『武司』さんだったのか」と思うなど。

序盤の方の文章はちょっと読みにくいなと感じた部分もあったけれども、やっぱり自分とまったく異なる生い立ちで、視界も視線も異なる方から見た色々なものごとの話は面白い。



10〜20年前くらいの話がほとんどだったんだけど、狂言についてはもちろん、野村萬斎についてもあまり知らなかったので、色々面白かった。

面白そうな舞台の話が満載で、舞台行きたくなってしまった…。
日本の神話・伝説を読む―声から文字へ (岩波新書)
佐佐木 隆 / 岩波書店 (2007-06-20)
読了日:2016年11月27日
古代の音節は88種もあったということにただただ驚き。元が口承なのに同音異字の書き分けが多いなぁと思ってはいたけど、そういう背景があったからできたことだったのか。

ざっくりまとめとしては、以下のような感じ。





古代の神話・伝説

・思想的なまとめの欠如

→誰が何をした、いつどのようなことがあった、のみを淡々と語る

・一つの語がもつ音韻から類似の音韻をもつ別語への連想

・登場者のもつ名と話の内容との対応

・内容的に逆転したかたちの話の対応 など







中世以降の説話

・外国の説話からの影響

→思想的なまとめの付与

・話の展開やその内容がもつ奇抜さやひねり

→すじ立てのおもしろさ





丁寧に解説されていたので、古代の神話・伝説の連想関係については、口承文学ならではのものだったんだな、というのがとてもよくわかった。

連想関係の事例として登場したなかでは、「すがる」という語の連想、蛇と刀と雷の連想関係やなんかの話は勾玉三部作好きとしてはやっぱりとてもテンションがあがってしまった。というか、あがった結果、また読み返したくなった(いつものパターン)。



あと、以前に古事記の置目伝説の部分を読んだ時に、兄弟の名前が紛らわしいなぁと思っていたのだけれども、それについて古代は「o」と「wo」がはっきり別物だと区別されていたんだよ、という説明があったので納得がいった。他の話についてもそんな感じ。



現代もやっぱり昔に比べて神様や天皇への畏敬が薄れて〜、という話をきいたりはするけれども、終章で最後に出て来た中世以降の説話の時点で既に古代に比べると神の霊威も天皇の威厳・権威も見受けられないという話は興味深かった。

古代ギリシャのリアル
藤村 シシン / 実業之日本社 (2015-10-15)
読了日:2016年9月20日
18歳からの民主主義 (岩波新書)
岩波新書編集部 / 岩波書店 (2016-04-21)
読了日:2016年9月1日
ウパニシャッド (講談社学術文庫)
辻 直四郎 / 講談社 (1990-07-05)
読了日:2016年8月22日
きちんと理解できたかと問われると甚だ怪しいものがあるのだけれども、似たような資料を何冊か読むうちにわかるようになればいいなぁと思いつつ読んでいた。

インプットとしての効果は大きかったようで、久しぶりに書き物をするようになりました。(哲学でも他の学問分野でもなく、ただの娯楽方向にだけど…)
エネルギーのはなし ─熱力学からスマートグリッドまで─
刑部 真弘 / 朝倉書店 (2011-07-25)
読了日:2016年8月17日
めも:日の丸自動車興業の無料巡回バス「丸の内シャトル」、横浜スマートシティプロジェクト
リグ・ヴェーダ讃歌 (岩波文庫)
辻 直四郎 / 岩波書店 (1970-05-16)
読了日:2016年8月5日
バガヴァッド・ギーター (岩波文庫)
上村 勝彦 / 岩波書店 (1992-03-16)
読了日:2016年7月9日
唐突に読みたくなって再読。再読なのでと言い訳して註釈は一切読んでないけれども…やっぱりインドのこういう思想に共感するなぁという思いとともに、色々と自省。もっときちんと自分を律して生きられるようになりたい。
新版 江戸古地図散歩 (コロナ・ブックス)
池波正太郎 / 平凡社 (2011-10-06)
読了日:2016年7月5日
江戸の息吹がまだ残っていた頃の東京の風景、思出話を地図・写真とともに楽しむ一冊。この本を片手に東京散歩もなかなか楽しいかもしれない。

両親が池波正太郎を好きだったので、その影響で何冊か読んだりはしていたのだけど、戯作者でもあったというのはこの本を読んで初めて知った。舞台、見てみたかったなぁ。まだ見られるのだろうか。
ロボットは涙を流すか (PHPサイエンス・ワールド新書)
石黒 浩 , 池谷 瑠絵 / PHP研究所 (2010-01-21)
読了日:2016年6月19日
夏目漱石アンドロイドの話を新聞で見かけて、そういえばたしか…とこの本を思い出して読んでみた。

ロボットはそこまで人間とかけ離れた存在でもないんですよ、というのが一冊のなかに溢れに溢れていて、これから実用化されるものが増えるであろう未来が楽しみになってきた。あと、最後の最後で「攻殻機動隊」が出てきてテンションあがった! たしかにあれもロボットの一種なのであった。あまりというか、ほぼ意識してなかったけど。
東北学 忘れられた東北 (講談社学術文庫)
赤坂 憲雄 / 講談社 (2009-01-08)
読了日:2016年6月6日
くまみこ」のアニメを見始めたので,なんとなく読み始めてみた一冊。

北海道のアイヌと東北の蝦夷は連続しているのでは,というあたり,「くまみこ」のマチの衣装がアイヌっぽいけどでも舞台は東北,というのとなんとなく繋がっているような感じがあり,あと結構熊の話題も多かったので,そのあたりが頭の中で結びついて(本当はぜんぜん関連がなくて結びつけてはいけないものだったのかもしれないけれども)するすると読めた気がする。

三部作(で合ってたかしら?)のようなので,続きも読んでみようかみるまいか。

本書の中で何度も引用され,批判されていた「雪国の春」は青空文庫版を読むべく,kindleにダウンロードしてみました。
トップスケーターの流儀 中野友加里が聞く9人のリアルストーリー
中野 友加里 / 双葉社 (2013-12-11)
読了日:2016年5月24日
天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 (中公新書)
磯田 道史 / 中央公論新社 (2014-11-21)
読了日:2016年5月17日
持たない ていねいな暮らし
マキ / すばる舎 (2015-10-22)
読了日:2016年5月15日
シンプルに暮らすために,どんな工夫をしているかの紹介本。具体的な予定はないけれども,いつかはまたあるであろう引越しを見越して荷物を減らさねばなぁ,とは漠然と思っていたところにセール本ですよ,と案内があったので迷わずポチり。

これもどうやらブログまとめ本だったようなのですが,参考にして実際にやってみようかなぁ,という部分と,ちょっとこれは我が家の性格的には難しそう,という部分とありましたが,物がたくさんあっても,それで時間が節約できるならばともかく,そうでないならばたしかに最低限に減らしていいなぁ,というのは読んでいて思いました。

たとえば,さすがに服を2組とまで思い切ったことはできなさそうだけど,でも今家にある服,少なくとも自分の分はもう少し,全体のせめて1~2割程度は減らそうと思った次第です。たしかに着る服と着ない服ができてしまっていて,ちょっともったいない状態だったりするので。
高野山 (岩波新書)
松長 有慶 / 岩波書店 (2014-10-22)
読了日:2016年5月7日
行ってみたいなぁと思いつつ,結局まだ近くにすら行けていない高野山。GWは遠出もしないので,気分だけでも…と思い,手に取った。

写真をふんだんに使って,高野山の四季や歴史,収蔵品の歴史などなど。高野山の歴史って,よく考えてみればほぼイコール真言宗の歴史なのだな,というのを改めて認識した。

女人道,現在はハイキングロードになっているとのことでもあるし,歩いてみたいなぁ。
若冲 (講談社学術文庫)
辻惟雄 / 講談社 (2015-10-09)
読了日:2016年4月30日
※電子版は「月下白梅図」掲載なし

都美術館の「若冲展」を観に行くことになったのと、紀伊國屋書店電子書籍ストアを覗いたらGWセールやってたので購入。

若冲の画風の変化と経歴、画風と印の解説、若冲派に含まれるであろう人たちのまとめと、掲載されている絵の解説。表紙のあの虎もいいし、カラーの絵もどれもいいんだけど、水墨画もいいなぁ、というのを改めて思ったりなど。

絵の解説のなかで、「動物園」(芥川龍之介)、「草枕」(夏目漱石)が引かれていて、どちらも青空文庫で全文読める。
アラサー・ややこのおそうじ奮闘記
ややこ / すばる舎 (2015-06-12)
読了日:2016年4月23日
kinoppyにて,新生活応援セールでお掃除・家事本セールをやっていたので購入。献血のおともに。

読みやすそうな雰囲気がしたのだけど,元はお掃除ブログやってた方とのことで,結構写真やイラスト多め,カラフルな感じで,お掃除まったく手がつけられないのです…というときの入門本によさそう。もう少し具体的なこと(そしてできればあんまり身構えずに実行しやすい具体的なお掃除方法)が欲しかったなとも思わなくもないけど,習慣づけは見習いたいなと思った。せめて曜日を決めて週に何日か,くらいで。
The House on the Hill: Beginner (Macmillan Readers)
Elizabeth Laird / マクミラン・ランゲージハウス (2005-04-12)
読了日:2016年4月21日
The Well. Clare Harris (MacMillan Readers. Starter Level)
Clare Harris / マクミラン・ランゲージハウス (2006-11-01)
読了日:2016年4月20日
旧約聖書 出エジプト記 (岩波文庫 青 801-2)
関根 正雄 / 岩波書店 (1969-01-16)
読了日:2016年4月16日
偶像崇拝の禁止と一神教、「目には目を~」の根拠はこれだったのか。安息日にちゃんと休まない人は死ぬという記述もあったりして、恩恵も大きければ罰もまた大きいのが神様なんだよな、というのを戒めのごとく思い出した。
In the Frame: Starter (Macmillan Readers)
Polly Sweetnam / マクミラン・ランゲージハウス (2005-04-30)
読了日:2016年4月11日
シンプルに書く!
阿部紘久 / 飛鳥新社 (2012-09-06)
読了日:2016年4月11日
とにもかくにも「シンプルに書く」ことが、分かりやすい文書を作れるようになるための近道ですよ、という一冊。

「しかし」で延々と接続している文や、曖昧接続など、読んでいて自分の胃が痛くなってくる例がたくさん出ていた。今日から意識するようにして、少しでも直していきたい。
(082)紅茶の手帖 (ポプラ新書)
磯淵 猛 / ポプラ社 (2016-02-01)
読了日:2016年4月8日
紅茶研究者でモスバーガー、キリンビバレッジにも紅茶のアドバイザーとして関わっている磯淵氏の著書。当たり前のことながら、「え、それも紅茶を合わせていいのか」と思うような組み合わせも紹介されていたりして、紅茶の歴史の話も含め、とても面白かった。

紅茶の歴史で面白かったのは、カティーサークスエズ運河開通直後に進水した帆船だったのであまり紅茶輸送やその賭けでは活躍できなかったという話。それから、リプトンは難民だったけど商才を磨いてどんどんお店を大きくして、でも生涯妻をめとらなかったのは「妻を養うにはリプトンの紅茶は安すぎるから」と冗談を言っていたという話。

これを読んでいたらお弁当に組み合わせたらどうなるんだろう、と気になってきたので、今日のお弁当のお供はキリンの「午後の紅茶 おいしい無糖」にしました。
禁断のレシピ
枝元 なほみ , 多賀 正子 / NHK出版 (2014-06-14)
読了日:2016年4月6日
「美味しさはカロリー」ってほんと至言だわと毎ページのようにしみじみ思うような料理がとてもたくさん掲載されている一冊。

家に常備してる調味料的に作れなくもないな、というか、作ってみたいなと思ったレシピは全体の半分くらいだったかなぁ。ティラミスは材料的には対象外だけど、あのボリュームの誘惑に抗えない。
クックパッドのおいしい厳選!お弁当レシピ
クックパッド / 新星出版社 (2015-03-03)
読了日:2016年3月31日
流し読み。レシピIDも載っているし,現在もサイトに残っているレシピも多いのかな? と思ったので,気になったレシピを一通り検索してみたところ,だいたいサイト上から見られそうだった。

組み合わせの参考になるかしらと思って手に取ってみたのだけど,結局の基本は

・お肉1品+野菜2品

・彩りがいい

なのかなぁと思った。気づくと茶色っぽいものに偏りがちなので,赤/緑/黄あたりの何かをせめて一品は混ぜ込めるようにしていきたい。まだまだ精進が必要です。
The Magic Barber - With Audio CD
John Milne / マクミラン・ランゲージハウス (2005-01-01)
読了日:2016年3月31日
英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
マイケル・ブース / 亜紀書房 (2013-04-09)
読了日:2016年3月26日
アニメが面白かったのと、たまたま友人から借りる機会を得たので読んだのだけど、アニメとはかなり違う印象を受けて、少し戸惑っている。

ただの食レポでも旅行記でもなく、家族のエピソードもあってとても面白いのだけど、なんというか、アニメで取り上げられていたエピソードも相当に脚色をしていたのだな(アスガーとエミルの性格も含め)、というのと、それ以外のエピソードで訪れていたお店はあまり身近な雰囲気のお店ではなかったのだな、と(アニメでもそういうお店のエピソードもあったけれども)いうあたりで。

段々と日本の食べ物、食事、食文化に対する見方が変わっていく過程は、読んでいて面白かった。

これを読み終わったいま、天ぷらとお好み焼きと鯖寿司がとても恋しい…。
Sara Says No!: Starter (Macmillan Readers)
Norman Whitney / マクミラン・ランゲージハウス (2005-03-31)
読了日:2016年3月22日
香港 中国と向き合う自由都市 (岩波新書)
倉田 徹 , 張 彧暋(チョウ イクマン) / 岩波書店 (2015-12-19)
読了日:2016年3月12日
前半は日本人の香港研究者、後半は香港人の日本研究者によるもの。香港の歴史的・社会的・文化的背景から、雨傘運動まで。雨傘運動のきっかけとか諸々、よくわかっていなかったので、写真も込みで解説してもらえてるのは助かった。

日本は終戦後に「自由」を与えられて、脅かされるものでもないと思っているからたぶん政治的無関心になりがちだけど、香港の民主主義は「当たり前」のものではなくなってしまっているから危機感をおぼえる、ということなのかなぁ、と。でも最後の方にもあったけど、あれだけの反対の民意をガン無視して成立しちゃう法律もあったりするし、日本も民主主義とは言い難くなりつつあるような気もする。気のせいだと思いたい。
ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)
トーマス トウェイツ / 新潮社 (2015-09-27)
読了日:2016年3月2日
科学読み物としても、紀行文としても楽しめる一冊。たしかについつい安いものをと思ってしまうけど、工業製品だけでなく、食品とかにも「見えないコスト」はかかっているのだよなぁ。面倒かもしれないけど、すぐ捨てない、より長く使えるように有効活用する、のはたぶん今まで以上に必要になる。循環型の社会やシステムを維持できるように。それを考えさせてくれる一冊。
Photo Finish: Photo Finish - With Audio CD Starter
Polly Sweetnam / Macmillan Education (2005-01-01)
読了日:2016年2月29日
香港―過去・現在・将来 (岩波新書 黄版 309)
岡田 晃 / 岩波書店 (1985-07-22)
読了日:2016年2月28日
某「新聞社シリーズ」を読んでいて香港のことが気になったので。1984年当時とそこに至るまでの香港情勢がまとめられた一冊。「1997年にイギリスから中国にされたところ」ということを知っているのと大戦中のことを歴史の授業で習った程度だったので,色々な事情や思惑が絡み合っての返還だったのだなぁというがよくわかった。
Ski Race: Starter (Macmillan Readers)
Eleanor Jupp / マクミラン・ランゲージハウス (2005-05-12)
読了日:2016年2月22日
Alissa: Starter (Macmillan Readers)
C. J. Moore / マクミラン・ランゲージハウス (2005-05-12)
読了日:2016年2月17日
ハワイの歴史と文化―悲劇と誇りのモザイクの中で (中公新書)
矢口 祐人 / 中央公論新社 (2002-06-01)
読了日:2016年2月6日
醤油鯛
沢田 佳久 / アストラ (2012-09-10)
読了日:2016年2月1日
旧約聖書 創世記 (岩波文庫)
関根 正雄 / 岩波書店 (1967-01-01)
読了日:2016年1月22日
終わりのセラフ」最終回を見て塩の柱のエピソードが気になったので読んだ。思えば聖書のきちんとしたものを読んだことはこれまでなくて,というかきちんとしたものは読んでいてもたぶん新約聖書だけだったので,なかなか興味深いものだなと思いながら読んでいた。と言っても,注釈との行き来があまりにもストレスフルだったので,本文だけ。解説はこれから読もうか読むまいか,というところ。

昔はカトリックの幼稚園に通っていたし,旧約聖書新約聖書(といっても分かりやすく書き下したもの)ともに何度か読んでいたし,そこまで抵抗無く読めると思っていたのだけれども,いつの間にかカタカナの名前がたくさん登場してくるとなかなか読めなくなってしまっていて,読み進めるのがなかなか困難だった。出てきた人たちのなかにも「どうしてそうなる! 納得いかぬ!」という感じの人が多かったけれども,読んでいても「なるほどわからん」がそれなりにあって,なんとも言えない気持ちに。あと,聖書と古事記ってそれぞれの性格が全く異なるものだなというのがよくわかった。

なお,気になっていた塩の柱のエピソードは,気づけばあっさりと通り過ぎてしまっていて,全編読み終わってから改めて検索をかけて場所を確認するような体たらくだった。
Lucky Number: Starter (Macmillan Readers)
John Milne / Macmillan Education (2005-04-27)
読了日:2016年1月20日
ユリイカ 2015年11月号 特集=梶浦由記 -See-Saw、FictionJunction、Kalafina・・・世界を奏でる音楽
梶浦由記 / 青土社 (2015-10-26)
読了日:2016年1月16日
たまたま知って買ってみたけど、買ってみてよかった。とても面白かったし、今まで知らなかった作品、きいてみたい作品がたくさん出てきて、まだまだファン初心者だなというのを実感した…w
Blue Fins: Starter (Macmillan Readers)
Sarah Axten / Macmillan Education (2005-04-27)
読了日:2016年1月13日
L.a. Detective Starter (Macmillan Readers)
Philip Prowse / Macmillan Education (2006-12-14)
読了日:2016年1月12日
方丈記
鴨 長明 /
読了日:2016年1月10日
Kindleにも入れていたのだけど,結局青空 in Browsersで読んだ。いまで言うならば恐らくエッセイにあたるのかな…? と思う。「定家名月抄」を読んでいたときに,対比としてこれがよく出てきていたので読んでみたのだけれども,解説なしだと逐語訳的なことはできても全体の大意は…,という状態だった。古文苦手だからってサボるのではなかった。ちょっと後悔。
The Umbrella. Clare Harris (MacMillan Readers)
Clare Harris / マクミラン・ランゲージハウス (2006-04-01)
読了日:2016年1月3日